「あれ? いつもの棚にない……」
仕事の合間に、あの優しい甘さで一息つこうと思ってコンビニへ寄ったのに、あるはずの場所に違う商品が並んでいる。
そんな経験をして、検索窓に「午後の紅茶 ミルクティー 微糖」と打ち込んだのは、きっと私だけではないはずです。
ザ・マイスターズやエスプレッソティー微糖といった、私たちが愛した「ちょうどいい甘さ」の紅茶たちは、なぜ私たちの前から姿を消してしまったのでしょうか。
結論から申し上げますと、これは単なる「人気がなくなったから」という単純な理由ではありません。
そこには、私たちの健康意識の劇的な変化と、メーカーであるキリンビバレッジの「ある重大な決断」が隠されていました。
この記事では、廃盤のショックを乗り越え、新しいお気に入りを見つけるために私が調べ上げた「真実」と「解決策」を、余すことなくお伝えします。
読み終える頃には、きっと「そうだったのか!」と納得し、新しい紅茶を買いに行きたくなっているはずですよ。
- 市場から微糖シリーズが撤退せざるを得なかった3つの構造的理由
- 19kcalという低カロリー設計が抱えていた味覚面での決定的な弱点
- 公式が用意した「おいしい無糖」と「TEA SELECTION」への移行戦略
- マイスターズの味わいを家庭で科学的に再現する具体的なレシピ

午後の紅茶のミルクティー微糖が販売終了したのはなぜ?3つの真実

長年親しんできた商品がなくなる時、そこには必ずメーカーなりの「やむを得ない事情」が存在します。
特に今回のケースは、商品単体の問題というよりは、紅茶市場全体を巻き込んだ大きな「地殻変動」が原因でした。
なぜ「微糖」というカテゴリーそのものが消滅の危機に瀕したのか、その裏側にある3つの壁について詳しく解説していきます。
働く女性の相棒だったマイスターズの功績と限界

2019年に発売された「ザ・マイスターズ ミルクティー」は、まさに私たちのような働く世代のために生まれた商品でした。
当時のCMやキャッチコピーを覚えているでしょうか。
「甘くないのが、いい。」というシンプルかつ力強いメッセージは、甘いミルクティーを飲むことに罪悪感を感じ始めていた大人たちの心に深く刺さりました。
切子グラスを模したような凹凸のあるボトルデザインも美しく、オフィスのデスクに置いても様になるスタイリッシュさがありましたよね。
従来の「赤ラベル(スタンダードなミルクティー)」は、休憩時間やおやつとして飲むには最高ですが、長時間のデスクワーク中に水筒代わりにちびちび飲むには、少し甘すぎて重たいと感じることもありました。
そんな「水分補給」と「リフレッシュ」の間の隙間を見事に埋めてくれたのがマイスターズでした。
特筆すべきは、独自技術である「リーフリッチブリュー製法」の採用です。
これは、通常よりも多くの茶葉を使用し、あえて短時間で抽出するという贅沢な手法です。
紅茶の抽出において、時間は長すぎると「渋み」や「雑味」が出やすくなります。
しかし、マイスターズは茶葉の量を増やすことで短時間でも十分な「紅茶の濃度」を確保し、雑味を出さずに紅茶本来の「旨味」や「コク」だけを引き出すことに成功していました。
この製法のおかげで、砂糖の甘さに頼らなくても紅茶の満足感がある、という新しい価値観を提供してくれたのです。
しかし、その「甘くない」という特徴が、皮肉にも商品の寿命を縮めることになります。
発売当初こそ、新しいもの好きの層や、甘さを控えたい女性層に熱狂的に支持されましたが、リピート購入につなげる段階で「どっちつかず」という評価が定着してしまったのです。
「甘いなら甘い、甘くないなら無糖」という消費者の好みがより明確になる中で、マイスターズの立ち位置は徐々に揺らいでいきました。
また、ターゲットを「働く女性」に絞り込みすぎたことで、男性層や学生層といった幅広いマス層(大多数の一般消費者)の定番として定着しきれなかったのも、販売終了の遠因と言えるでしょう。
男性ファンを支えたエスプレッソティーの撤退事情

一方で、自動販売機を中心に展開されていた「エスプレッソティー微糖」の終了も、市場の構造変化を象徴する出来事です。
この商品は、185g缶というショート缶コーヒーと同じスタイルで販売されており、主なターゲットは「缶コーヒーに飽きた男性層」でした。
高温・高圧で抽出したガツンとくる茶葉の苦味と、練乳のような濃厚なミルク感は、まさに「紅茶版エスプレッソ」と呼ぶにふさわしい仕上がりでした。
仕事の合間に自販機の前で腰に手を当てて一気飲みする、そんな「一服」のスタイルに最適化された設計だったのです。
甘ったるいミルクティーを飲むのは気恥ずかしいけれど、無糖のお茶では休憩した気にならない。そんな男性心理に寄り添い、タバコ休憩のお供としても機能する「強さ」と「キレ」を持っていました。
しかし、時代の流れは残酷でした。
コンビニコーヒー(カウンターコーヒー)の台頭により、「淹れたてのおいしさ」が手軽に楽しめるようになると、缶飲料全体の需要が奪われていきました。
さらに、健康経営やオフィスの禁煙化が進むにつれて、この「ショート缶で一服」というスタイル自体が減少傾向にありました。
そして決定打となったのが、コロナ禍以降のリモートワークの普及です。
オフィス街の自動販売機の売上自体が大きく落ち込んだことで、自販機専用商品として開発されていたエスプレッソティーは、その主戦場を失ってしまったのです。
特定のチャネル(自販機)と特定のシーン(休憩所)に特化しすぎていたがゆえに、ライフスタイルの変化の波を直接受けてしまった悲劇の商品と言えます。
ヨドバシ・ドット・コムなどのECサイトでも早々に在庫切れとなり、現在は完全に流通がストップしています。
19kcalの実現と引き換えに失った味の深み

ここからは少し科学的な視点で、なぜ「微糖」が生き残れなかったのかを分析します。
ザ・マイスターズのパッケージに大きく書かれていた「100mlあたり19kcal」という数字。
これは通常のミルクティー(約36kcal)の約半分という、ダイエット中の身には非常に魅力的なスペックでした。
おにぎり1個が約180kcalであることを考えると、500mlのペットボトル1本飲んでも100kcal以下というのは、体重管理をしている人にとっては救世主のような存在です。
しかし、カロリーを半分にするということは、物理的に「砂糖」と「乳脂肪分」を半分以下に減らすことを意味します。
砂糖の代わりに使われたのが、アセスルファムKやスクラロースといった高甘味度の人工甘味料です。
これらは砂糖の数百倍の甘みを持ち、カロリーゼロで甘さを出せる夢の成分ですが、紅茶との相性には課題がありました。
特にアセスルファムKには、独特の金属的な苦味や、舌にまとわりつくような後味(リンガリング)があります。
これが、紅茶本来の華やかな香り(トップノート)や、飲み込んだ後のすっきりとした余韻(フィニッシュ)をマスクしてしまうのです。
ユーザーレビューで散見された「変な甘さ」「後味が悪い」という声は、この甘味料の特性によるものが大きかったと考えられます。
また、カロリー削減のために乳脂肪分を減らしたことも、味の厚み(ボディ感)を損なう原因となりました。
牛乳のコクの正体は脂肪球ですが、これを減らすとどうしても「水っぽさ」が出てしまいます。
これを補うために乳化剤やデキストリンでとろみをつけたり、香料でミルク感を足したりするのですが、味覚が敏感なユーザーにはそれが「人工的な味」「作られたおいしさ」として伝わってしまいました。
「低カロリーだけど味はそこそこ」よりも、「カロリーはあるけど本当においしい」か「カロリーゼロでさっぱり」のどちらかを選ぶ。
そんな消費者の審美眼が厳しくなった結果、スペック重視の設計が通用しなくなったと言えます。
クラフトボスの台頭が変えた紅茶の品質基準

外部環境の要因として無視できないのが、競合であるサントリー「クラフトボス」シリーズの躍進です。
透明なボトルに入った「クラフトボス ミルクティー」は、RTD(Ready To Drink)紅茶市場に革命を起こしました。
彼らが提示したのは、「現代のオフィスワークに合う、すっきりとして飲み続けられる紅茶」という新しい品質基準です。
それまでのミルクティーは「甘くて濃厚」が正義でしたが、クラフトボスはあえて「薄い」とも言えるほど軽やかな設計にしました。
これは、デスクワークをしながら時間をかけてちびちび飲む「ちびだら飲み」というスタイルに合わせたものです。
時間が経っても味が劣化せず、常温になってもくどくならない「クリアな飲み口」を実現したのです。
- 旧来の微糖(マイスターズ): カロリーを減らすために人工甘味料を使い、甘さの強度は維持しようとした。結果、後味が重くなった。
- 新しい微糖(クラフトボス等): 甘さそのものを控えめにし、すっきり感を最優先にした。結果、現代的な嗜好にマッチした。
この「すっきり感」がニュースタンダードになったことで、旧来型の設計思想で作られていたマイスターズは、相対的に「味が古い」「甘さが不自然」と感じられるようになってしまいました。
サントリーが作り出した「透き通るような紅茶」というトレンドに対し、キリンは「微糖」という土俵で戦うのではなく、得意の「茶葉の質」で勝負する方向へ舵を切る必要に迫られたのです。
カロリーオフからゼロへ移る健康意識の転換点

2010年代まで、健康飲料のキーワードは間違いなく「カロリーオフ(Low Calorie)」でした。
「コーラは飲みたいけど太りたくないからダイエットコーラ」「ビールは飲みたいけど糖質が気になるから発泡酒」という思考回路です。
この時代は、多少味が落ちたり人工的な味がしたりしても、「カロリーが低い」という機能的価値があれば商品は売れました。
しかし、2020年代に入り、世界的なトレンドは「ゼロ(Zero)」や「クリーンラベル(Clean Label)」へとシフトしました。
これは、「カロリーが低いかどうか」よりも、「体に余計なものが入っていないか」を重視する考え方です。
原材料名を見たときに、よくわからない化学物質や添加物が並んでいるものを避ける傾向が強まりました。
「人工甘味料を使ってまで甘くした低カロリー飲料」は、今の健康志向層にとっては、むしろ「不健康」なイメージすら持たれるようになっています。
「どうせ飲むなら、砂糖も甘味料も入っていない、素材そのままの無糖がいい」
「甘いものが飲みたい時は、砂糖が入っていても本物の味を楽しみたい。その代わり飲む量を調整する」
このように消費行動が二極化する中で、「微糖」という中間カテゴリーは、誰のニーズも満たせない「帯に短し襷に長し」の状態に陥ってしまいました。
キリンが主力商品である「午後の紅茶 おいしい無糖」のラインナップを急速に拡大しているのは、この「LowからZeroへ」というトレンドの変化に完全に対応するためです。
キリンが断行したポートフォリオのバーベル戦略

最後に、メーカーの経営戦略的な視点から解説します。
キリンビバレッジの近年の商品展開を見ると、非常に明確な意図が見て取れます。
それは、商品ポートフォリオ(構成)を「無糖・健康」と「嗜好・報酬」の両極端に振り分ける、いわゆる「バーベル戦略」です。
| 戦略の軸 | 代表商品 | 狙い・役割 |
|---|---|---|
| 左の重り(日常) | おいしい無糖シリーズ | 水やお茶の代替。毎日ゴクゴク飲める止渇飲料。食事中も飲用可。 |
| 右の重り(報酬) | TEA SELECTION / CREAMY | 心の癒やし。カロリー度外視の贅沢な味わい。休憩時間の質向上。 |
| 持ち手(中間) | 微糖(マイスターズ) | 中途半端なため、カット対象。ブランドのメッセージを濁らせる。 |
バーベルの持ち手部分にあたる「微糖」は、経営用語で言うところの「スタック・イン・ザ・ミドル(どっちつかずの状態)」です。
ここをあえて廃止することで、ユーザーを左右のどちらかのカテゴリーへ誘導しようとしています。
「微糖」を残しておくと、本来なら無糖へ移行してほしい健康志向ユーザーの足かせになりかねませんし、プレミアムな紅茶を売りたい時のノイズにもなります。
また、昨今の原材料費高騰や物流コストの上昇も背景にあります。
SKU(商品数)を絞り込み、売れ筋の商品に資源を集中させることは、企業の利益率を高めるための鉄則です。
つまり、今回の販売終了は、ブランド全体を強くするための「発展的なリストラ」であり、カテゴリーマイグレーション(顧客の移行)を促すための積極的な施策だったのです。
私たちファンにとっては寂しいことですが、企業としては生き残りをかけた正しい判断だったと言えるでしょう。
午後の紅茶のミルクティー微糖が販売終了したのはなぜ?次を選ぶ正解
理由は頭で理解できても、舌が覚えている「あの味」への渇望は簡単には消えませんよね。
「じゃあ、明日から何を飲めばいいの?」
そんな迷える紅茶難民の方々のために、元マイスターズユーザーの私が実際に試し、納得できた「次の選択肢」をご提案します。
単なる代用品ではなく、もしかするとマイスターズ以上に好きになれるかもしれない、進化した紅茶たちを紹介します。
後継品のおいしい無糖ミルクティーが起こした革命

まず最初に試していただきたいのが、正統な後継者である「午後の紅茶 おいしい無糖 ミルクティー」です。
「無糖のミルクティー? どうせ水っぽくて渋いんでしょ?」
私も最初はそう思って警戒していました。
しかし、一口飲んでみて、その偏見は完全に覆されました。
砂糖が入っていない分、茶葉の香りが驚くほどダイレクトに鼻に抜けるのです。
使用されているのは、爽やかな香りの「ダージリン」と、コクのある「ウバ」。
この2つをブレンドすることで、甘さがなくても満足感のある「ミルクティーとしてのボディ感」が見事に表現されています。
茶葉のブレンド比率も、無糖専用に調整されており、ミルクの脂肪分に負けないしっかりとした骨格を持っています。
最大の特徴は、飲んだ後の口の中のサッパリ感です。
マイスターズで感じていた人工甘味料特有のベタつきが一切なく、食事(特にパンやサンドイッチ)との相性が抜群。
最初の1本目は「甘くない!」と脳が混乱するかもしれませんが、騙されたと思って3回飲んでみてください。
人間の味覚は、強い甘味に慣れていると繊細な味がわからなくなりますが、数日続けると「味蕾(みらい)」がリセットされます。
そうなると、茶葉本来の甘みやミルクのコクを感じられるようになり、「むしろ今までのが甘すぎたかも……」と感じるほど沼ります。
これは単なる飲み物の変更ではなく、味覚のアップデート体験と言えるでしょう。
茶葉本来の贅沢を味わうTEA SELECTION

「無糖もいいけど、仕事で疲れた時はやっぱり甘いご褒美が欲しい」
そんな気分の時に選ぶべきなのが、「TEA SELECTION(ティーセレクション)」シリーズです。
これは、かつてのマイスターズが持っていた「こだわり」の部分を、さらに進化させたプレミアムラインです。
カロリーはスタンダードなミルクティーと同じく36kcal前後ありますが、その中身は別物です。
茶葉を通常の1.5倍使用するなど、とにかく「香り」と「余韻」にコストをかけています。
例えば、「ザ ミルクティー イングリッシュブレンド」では、ウバとアッサムを中心とした濃厚なブレンドを採用し、ミルクに負けない力強い紅茶感を実現しています。
人工的な甘さではなく、砂糖とミルクの自然な甘さで構成されているため、飲んだ瞬間に「あ、いい紅茶を飲んでいる」というリッチな気分に浸れます。
微糖ユーザーだった私たちは、実は「低カロリー」であること以上に、「ちょっと良いものを飲んでいる」という満足感を求めていたのではないでしょうか?
もしそうなら、週に一度の自分へのご褒美として、このシリーズを選ぶのが精神的な満足度は最も高いはずです。
季節ごとに「アールグレイ」や「チョコティー」などの限定フレーバーが出るのも楽しみの一つ。
単なる水分補給ではなく、「心を整える時間」を買うつもりで選んでみてください。
濃厚さを求めるならTHE CREAMY TEA一択

さらに上を行く濃厚さを求めるなら、「THE CREAMY TEA(ザ・クリーミーティー)」という選択肢もあります。
これは完全に「デザート」としての紅茶です。
北海道産生クリームを使用し、濃厚なミルク感を実現していますが、後味は意外としつこくありません。
マイスターズやエスプレッソティー微糖が好きだった方の中には、「ミルクの濃さ」を重視していた方も多いはず。
特にエスプレッソティー微糖のファンだった方には、この濃厚さは刺さるはずです。
中途半端にカロリーを気にして薄いミルクティーを飲むくらいなら、いっそ割り切って最高に濃いものを少量楽しむ。
そんな「メリハリ消費」こそが、今の時代の賢い楽しみ方かもしれません。
カフェでロイヤルミルクティーを注文する感覚で、自宅でリッチな時間を過ごすのに最適です。
クラフトボスなど競合他社へ乗り換える選択

もちろん、キリン製品にこだわる必要はありません。
「どうしても低カロリーで、かつ甘さが欲しい」という機能性を重視するなら、他社製品が最適解になることもあります。
筆頭候補は、やはりサントリーの「クラフトボス ミルクティー」です。
| 項目 | マイスターズ(終了) | クラフトボス |
|---|---|---|
| カロリー | 19kcal / 100ml | 約33kcal / 100ml |
| 甘さの質 | 人工甘味料強め | スッキリ、後引きなし |
| 茶葉感 | リッチ・渋め | クリア・軽やか |
| 乳成分 | 脱脂粉乳主体 | 動物性油脂ブレンド |
クラフトボスは、2024年のリニューアルでさらに「動物性乳脂肪」のバランスを見直し、より満足感を高める方向へ進化しています。
カロリーはマイスターズより少し高いですが、それでも通常のミルクティーよりは控えめ。
何より、現代のデスクワーカーの味覚に合わせてチューニングされているため、飲み飽きないのが最大の強みです。
「微糖」という表記こそありませんが、実質的な「ポスト微糖」の座を射止めているのは、この商品かもしれません。
コンビニで手軽に買える点も大きなメリットですね。
あの味を科学的に再現する自作レシピ

「市販品はどうしても違う。あのマイスターズの味が忘れられない!」
そんな熱烈なファンのために、私が試行錯誤の末にたどり着いた「科学的再現レシピ」を公開します。
ポイントは、マイスターズの成分表にあった「脱脂粉乳」と「甘味料」のバランスを家庭でどう再現するかです。
- 用意するもの:
- 紅茶ティーバッグ(ディンブラかウバ推奨):2個
- 熱湯:100ml
- 低脂肪乳(ここが重要!):200ml
- カロリーゼロ甘味料(ラカントSなど):小さじ1〜2
- 作り方:
- 小鍋に熱湯を入れ、ティーバッグを投入します。蓋をして弱火で1分半〜2分、しっかり煮出します(リーフリッチブリューの再現)。
- ティーバッグを入れたまま、低脂肪乳を加えます。
- 沸騰直前(鍋の縁がフツフツするくらい、約60〜70度)まで温めて火を止めます。※沸騰させると膜ができて味が落ちます。
- 甘味料を溶かし、氷たっぷりのグラスに一気に注いで急冷します。
普通の牛乳ではなく「低脂肪乳」を使うのが最大のコツです。
通常の牛乳には約3.8%の乳脂肪が含まれていますが、これだとコクが出すぎて「赤ラベル」の味になってしまいます。
低脂肪乳(脂肪分1.0〜1.5%程度)を使うことで、マイスターズ特有の「あのスッキリとした水色(すいしょく)と軽さ」が再現できます。
さらに、ゼロカロリー甘味料を使えば、糖質も実質ゼロ。
少し手間はかかりますが、ドンピシャの味が出せた時の感動はひとしおですよ。
無糖にちょい足しする最強のハック

最後に、もっと手軽で、実は一番おすすめの方法をお教えします。
それは、「おいしい無糖 ミルクティーを買ってきて、ガムシロップを半分だけ入れる」という方法です。
「え、それだけ?」と思われるかもしれませんが、これが最強なのです。
市販の微糖商品には、どうしてもコストや保存性の問題で添加物や香料が含まれます。
しかし、ベースが高品質な「おいしい無糖」であれば、そこに純粋な砂糖(ガムシロップ)を足すだけで、雑味のない最高級の微糖ミルクティーが完成します。
ポイントは「全部入れないこと」。
ポーションの半分くらいを入れて味見をし、自分の好みの甘さの「スイートスポット」を探してください。
自分の体調や気分に合わせて、甘さを1滴単位でコントロールできる。
これこそが、メーカーが決めた味をただ飲むだけではない、私たちユーザーに許された究極の贅沢ではないでしょうか。
最近ではカロリーゼロの液状甘味料も100円ショップなどで手に入ります。
これをデスクに常備しておけば、いつでも自分だけの「マイスターズ」が作れます。
誰にも真似できない、あなただけのカスタムミルクティーを楽しんでみてください。
午後の紅茶のミルクティー微糖が販売終了したのはなぜ?新たな出会いへ

午後の紅茶のミルクティー微糖が販売終了したのはなぜか。
その答えは、時代が「中途半端な妥協」ではなく、「本質的なおいしさ」や「健康への明確なメリット」を求めるようになったからでした。
かつての相棒がいなくなった喪失感は大きいですが、それは決してネガティブなことばかりではありません。
私たちには今、より洗練された「おいしい無糖」があり、贅沢な「TEA SELECTION」があり、自分で味を作るという「自由」があります。
「微糖じゃなきゃダメ」という思い込みを一度捨てて、新しいボトルのキャップを開けてみてください。
そこにはきっと、過去の思い出を上書きするような、素晴らしい紅茶体験が待っているはずです。
さあ、今日の午後は、どの紅茶でひと息つきますか?

